IE9ピン留め
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能の役種 シテ、ツレなど
先日「能が好きなのー」一緒行こうよーと誘った際、「でもねぇ能ってわかりにくいもん、ほらこの”シテ”って何よ?」といわれ、答えられなかった自分。それをみた友人は「能を見た人でもわからないことなのかーー」と余計に能をきつーく感じたようで、、、いかんいかん。

シテーー主人公
ワキーー相手方。シテに話しかけたり問いただしたりするなどドラマの進行役にもなる。怨霊と化したシテを退散させることもある。
ワキツレーー相手方の連れ。
ツレーー主人公の連れ。
トモーーシテのお供。
子方ーー子供や青年の役。←本当にちっちゃい子がやるのでびっくり!
アイーー前場と後場をつなぐ役。狂言師が扮することもある。経過した内容をわかりやすく語り、ワキの言動を助言する。

(以上「能にアクセス」より引用)

まぁ用語解説だけじゃぁ頭に入りにくいと思うので『道成寺』にあてはめてみると

前シテ:白拍子
後シテ:鬼女
ワキ:道成寺の住職
ワキツレ:道成寺の僧2人
アイ:能力(寺男)2人 となる。

これを頭にいれた上で、『道成寺』を辿るとーーーーーー

安珍清姫事件の後、道成寺では鐘が新調されて供養が行われようとしている。住職(ワキ)は、能力(寺男、アイ)に、女人禁制の触れを出すように命ずる。そこへ、白拍子(前シテ)が登場して、芸の奉納を申出る。断りきれなくなった能力は、自分の一存で許可を与える。能力は烏帽子を差し出し、舞を所望する。
白拍子は、舞を踊り、最高潮に達したところで鐘を落として中に入る(中入り。前シテが後シテの衣装・面に着替えるとき、アイが観客が退屈しないように経過を説明したり踊ったりする)。

眠ってしまっていた能力は鐘が落ちたことに気づいて、住職に知らせた。すると住職は、安珍清姫の事件を話し、白拍子はこの女の霊であろうという。僧たち(ワキツレ)が祈り始めると鐘があがり、蛇体の鬼女(後シテ)が現れる。鬼女は僧侶に歯向かうが、僧の祈祷に負け、日高川に飛び込む。

前シテ
後シテ

画像はこちらでお借りしました。能面展示室
# by rosewater0824 | 2005-02-05 14:09 | 能--その他
能にアクセス

能にアクセス

★★★
○井上由理子
○1680円、淡交社

初めて能を見たときは、言葉もストーリーも全くわからずちんぷんかんぷんだった、という著者。共感できるなぁ。本書では同じような初心者に向けて、豊富な写真を取り入れた解説がなされている。代表的な能面、能舞台の名称、小道具などについての図説もさることながら、お薦めは「初めて見るならこの曲目ベスト10」永遠の恋に憧れるあなたには「井筒」etc....解説見ていると、どれも面白そう~~。さらに進んで、代表15曲の曲目ダイジェスト、おすすめの10詞曲集(台本)もあるので、全くの初心者から、一歩ステップアップできる仕組みになっている。勿論、言葉は平易。

十分なゆとりをもってカラーページで紹介されているので、楽しく読める。
# by rosewater0824 | 2005-02-05 01:50 | 能についての本
能カテゴリー追加しました
鑑賞した演目、知らなかった言葉についてなど、つらつらメモっていこうと思います。誰かに急に能に誘われちゃってーなんてときに、パパッと予習できるカテゴリーになるとよいな。
# by rosewater0824 | 2005-02-04 23:35
花より花の如く
能マンガがあると聞いて、新宿三越に新規OPENしたジュンク堂にて、購入。久々に、7センチヒールはいたもんだから、ゆっくり堪能できねぇ。。。店内は、紀伊国屋のように混雑しておらず、7階には、カフェが併設。しかし、オープンカフェなので、本に集中できないのが難点か?試験勉強しているカップルがいた。早速たまり場になりそうだ。マンガは、「花と夢」っていうシリーズ?だった(少女漫画あまり読まないからわからず)。母方の祖父を師匠に持つ内弟子が主人公。演目解説や、シテ。ツレなど用語の平易な説明も充実している。ありがたい。

次の能鑑賞は2月半ばかぁ。

あ。ところで私の日記はこちらです。>>>『こやし』。筆マメっ子です。
# by rosewater0824 | 2005-01-29 22:08
善知鳥
○善知鳥(うとう)
○面:前シテ(三光尉)、後シテ:痩男


諸国を回っていた僧が、越中の立山地獄に立ち寄る。地獄の凄まじい光景に驚いて、ふもとに下りたら、不思議な雰囲気の老人がいた。「陸奥に行くんだったら、去年なくなった漁師の家に行って、箕傘を手向けるように伝えてください」老人はこういって、漁師の家の人に渡してね!と、自分の片袖を渡して、去る。陸奥にたどり着いた僧は、近所の人に漁師の家の場所を訪ねる。家にいた漁師の妻に理由を話すと、妻は驚いて、漁師の形見の服をだしてきた。なんと老人の渡した片袖とぴったり合うではないか!妻子と僧で、念仏を唱えていると、げっそりとやつれた漁師の亡霊があらわれる。「後世の報いを考えず、殺生を繰り返した結果がこれです。」親子の情が強いと言われる善知鳥の小鳥を親から引き離したシーンを再現する漁師。地獄では化鳥(化身?おばけ?)となった善知鳥の鉄の口ばし、銅の爪に追われ地獄の責め苦に苛まれる様子を見せて、漁師は「私を救ってください」と僧に頼み、消えていく。(<ここのシーンが激しくて、鼓にのってしまう。でもそんな奴いないのよ。。。)

漁師の亡霊が小鳥を捕らえる様子を再現するところで、扇をパーっと開くと、善知鳥の姿が!!能っておっしゃれーーーー♥

生業として殺生をしなければならない男のあの世での姿がこれだよ。辛すぎる。どーしようもない!!!!かなりエネルギーを吸い取られる演目。



# by rosewater0824 | 2005-01-23 22:57 | 能--その他
狂言 伯母ヶ酒
○伯母ヶ酒


名前のまんま「伯母さんの酒」。造り酒屋を営んでいる伯母さんとこへ甥が遊びに来る。で、世間話してるうちに、伯母さんが「今年の酒はできがよくって」(とかいったんじゃないかな。ここらへんわからなかったので予想。)と自慢する。酒好きの甥は呑みたくて呑みたくて「ううう。酒出してくんろーーー」とおねだりするが、伯母さんはすげなく拒否。可愛い甥の頼みなのにねぇ。で、甥が「なんてしわい(ケチなのだ)んじゃ!」と悔しくって日ごろ鬱積してたものが爆発。激しいいい争いになり「もうええわ」ガチャガチャ!バーン!と伯母さんちを飛び出す。(ふん。ったくむかつくババアだぜ!それにしても酒が呑みたい、、、ん!待てよ!!)。ピカーン!いいアイデアが閃いたぞ!!甥は喧嘩したばかりの伯母の家に舞い戻り「そうそう。一番大切なこといいわすれとったわー。最近、近所で鬼がでるらしいよ。で、その鬼は人をとって食うんだって!」伯母は怖がり「ありがとう。教えてくれて」とお礼をいう。--しめしめ。とほくそえむ甥は、鬼の面をつけて、再び伯母の家へ。鬼の姿に命乞いをする伯母に「甥に酒やらなかったろう。あいつは本当にいいやつなんだから」とお説教。「夏には冷で、冬には燗をつけてだしてやるように」(<ここ、個人的にツボ、笑。)と言い含め、その後「俺にも飲ませろ」と酒蔵に案内させる。しかし、鬼の面をとらなければ酒が飲めない。「こっちをみるなよ」と伯母に言い言い飲んでいるうちに、酔っ払い、いちいち面を外すのが面倒に。ええい、もーいーや、と膝に面をかけて飲んでいるうちに寝てしまう。伯母は逃げようとするが「その前にこっそり鬼の顔を見てやろう」と、こっそり鬼の姿をのぞくと。。。なんと甥!!怒った伯母は、床を踏み鳴らして、甥を起こす。逃げ回る甥を追いかける伯母。サザエと、カツオを思い出すなぁ。

# by rosewater0824 | 2005-01-23 22:53 | 能--その他
巻絹
で、本日は本当に久々の能。しかも若手能だ。別に先物買いがしたいわけではなくて、単にチケットがとれなくてコレになったわけなのだ。能って歌舞伎と違って単発公演だから、チケットがとれねぇよーーー。

今日のコースは
○巻絹
○伯母ヶ酒
○善知鳥
(以下、私の不勉強な観察&解釈なので、ご意見いただければ幸いです。)

○巻絹(観阿弥作か?)
面:増髪(ますかみ)

<詳細なストーリー>
夢で神からのお告げを聞いたのか、(<ここらへんはっきりしない)天皇が諸国から巻絹を集め、熊野本宮に献上せよと宣旨を下す。ほぼ集まったのだが、都からの巻絹がまだ届かない。

場面切り替わって、都から巻絹を運ぶ男がやっと熊野についたところ。いきなり本宮に入らず、まずは音無川で身を清めたり(いきなり本宮は失礼です!)、音無しの天神様におまいりしたり。あら?どこからか梅の香りがーーー。香りに魅かれて梅の木の前に。心中で歌を詠みます(梅、歌詠み、天神ときたら道真公?能とは無関係だが道真公は雷神といわれている)。その後、いよいよ熊野本宮へ。

男が遅れたので、本宮で待っていた臣下はカンカン。「ええええい!こうしてくれるーー」と、男をしばりあげる。すると「その者は、私に歌を詠んでくれたいいやつなんだから離してくれ!!」と巫女が現れる。話し方、態度からどうも神が巫女に乗り移っている様子。臣下が「こんな卑しい男に歌が詠めるわけない」と反論。巫女が男が歌を詠んだことを証明して、男は解放される。。巫女に乗り移った神はそこで、和歌の大切さを説く。私も普段は民衆の頼みを聞いているがストレスがひどくって---。そんなときに日本の陀羅尼(神を崇める呪文)にあたる和歌を詠んでもらうと、すーーーっとリラックスできるのですよ!!てな感じ。(神様も大変ですね、と)神の気持ちを理解した臣下が、巫女に祝詞(神を讃え、神からの恵みを願うメッセージをこめたもの)を頼む。巫女が祝詞をあげ、神楽が続く。盛り上がったとこで、神が巫女から離れ、昇天(?)する。


長いし、神、和歌など普段の生活で馴染みのないキーワード続出のため居眠り者続出。横の上品なマダムの腹の音が、公演中周囲に響く。「失礼いたします」と、はらはらしながら謝るマダム。律儀なお方。休憩中、お友達との会話を耳に挟んだとこによると、どっかの会の関係者みたい。「○○さんはよかったわねぇ」なんて会話をしてらした。


# by rosewater0824 | 2005-01-23 22:16
能との出会い
○高校生
学校の企画で能楽堂へいくも、ちんぷんかんぷん。周囲の仲間と「後ろ(後見)のおやじは絶対寝てる」と無駄なツッコミしたり。。(スミマセン)・・・・当然、内容、演目共に記憶なし。

○大学生前半
母から、「学生なら安く観られるし」と話をふられても気のない返事で終わらせていた。そんなわたしが、再び能と出会う。。。

○再会
長年タイプだった歌舞伎役者を見て興奮する日々がスタート。金(チケット代やりくり)と色の間で悶える女子大生。グロすぎ。で、ある日、歌舞伎座で『能と歌舞伎の夕べ』という企画を発見。寂聴さんの挨拶もあるということで、ドキドキしながら着席。その企画は、今でも「ああいうのも一回やってほしいなぁ」と思うのだが、『道成寺』を歌舞伎と能で見比べるというもの。

歌舞伎は楽しかった。いつもの通り、華やかで楽しくって。でも歌舞伎のラストは自分の中で「こんなんじゃ終わんないだろ」って納得いかなかったのだ(自分と照らし合わせても)。一方、能には驚いた。動作や、感情を抑えてはいるもののにじみ出る凄み。ワタシは、「苦しいことも哀しいこともあるけれど、感情的にならず」って女性ってのがものすごーく好きなので、惚れてしまった。

あと、そのとき私、恋愛で今までやったことのない我慢我慢の日で。でもそれを外には出しちゃいけないし、出したくもなくて。そのときの状況に能はマッチしてるように思えた。


その後も、能楽堂のチケットを何回か取るけど、その日に限って用事が入っていけず、の繰り返しーーーー。
# by rosewater0824 | 2005-01-23 22:00 | 能--その他
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